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よく「話上手は聞き上手」と言われますが、なぜ人のお話を聞くことによって自分の話が
上手くなるのでしょうか?

それは相手のお話の仕方や内容を客観的に見たり聞いたりすることによって学べる情報を
得ることができるからだと思います。

ほとんどのお話が不得意な方から話を聞くとネタが無いなどの情報不足により話す内容が
見つからないためと言いますが、それはただ単に暮らしの中にあるたくさんの情報を
見逃しているだけなのです。

また他人との会話の中にも学べる情報がたくさん含まれている場合もあります。

むしろ他人のお話の方が新鮮な「ネタ・情報」が含まれているし他人では知り得ることの
できない貴重な情報なども知ることができる場合もあると思います。

このように私生活の中にある静的な僅かな情報とコミュニケーションによって常に動いている
人間同士の会話による動的な情報を集めることで「ネタ」が生まれ、
上手な話ができるのだと思います。

しかし「聞く」ことによって学べる一番重要な要素は「ネタ」を得ることでは無く相手の話を
聞くことで「話す側の気持ち」を知ることができ、話の中から学んだ「話し方や上手な言葉」等の
情報を生かして会話することによって自身が話をする際に「聞き手の立場や気持ち」を理解し
話すことができるようになり人間にしかできない「心と心の会話」が可能になるのだと思います。

 

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しかし「相手のお話を聞く」ということは容易なことではありません。

日本人に「話す」と「聞く」のではどちらがお好き?と尋ねると、ほとんどの方が
「話す方」を選ぶと思います。

なぜなら話すことは、知らぬ間に日頃のストレス解消にもなるし、自慢話や得意話は
誰でも人に教えたいものです。

何よりも「聞く方」は疲れやすいので、自ら辛い方を選ぶ人はいないと思います。

もし無理して「黙って人の話を聞きなさい!」と言われても話の内容によっては
反論したいケースもあるし頭越しに「聞け!」と言われても本気で聞くわけがなく、
聞いた方の耳から反対の耳へスルーして話が抜け、頭には全く残っていないはずです。

俗に言う「聞くだけ無駄」と言われるやつですね。

「聞き上手」と言われる方を見ていると気づきますが、相手の話を聞いている時の
表情や仕草を見ると、ものすごく真剣に聞いていることが分かります。

そのため話し手も「話しがい」があるのか、とても気持ち良く喋っている様子を伺えますし
聞き手は真剣に相手の表情や動きなどを見て話の聞き逃しが無いように耳を大きく開け、
聞いたお話をしっかりと理解するために頭の中をフル回転で動かしている様子が分かります。

 

 

要するに真面目に相手の話を聞くことは非常に「疲れる」のです。

もちろん相手の話を真面目に聞かないで上記で示したように「聞くだけ無駄」な行動を
取っていれば話が別で疲れはしないと思います。

それと「聞き上手」な方を見ていてもう一つ気づくのが、とても「お話に対しての反応」が
良いことです。

納得できる話を聞けば大きくうなずき、意味が分からないと難しい顔をし、ギャグを聞くと
とてつもなく大笑いし、困った話を聞くと同じように困ったりなど、相手の動作と同じ動作を
行ったり、話がバトンタッチされると素早く反応したりと、相手の話を良く聞いていることが
分かるし、素直に受け入れている様子も分ります。

相手から見ると「あなたのお話を真剣に心の中で聞いているのでドンドンお話ください」と
受け取って、さらに快くなり正確で真剣なお話するようになります。

 

 

逆に相手のお話を真面目に聞いていないと反応が悪くなり、アクビをしたり、世間話をしたり
あげくの果てに居眠りをしたりと非常に良くない態度をすることで話し手の心を閉ざし
正確で真剣なお話を聞くことができなくなると思います。

また、聞き上手な方は絶妙なタイミングで「相槌」をします。

これは話し手にとっては話しやすいか話し難いかが決まる重要なポイントです。

なぜなら話しに添った相槌をされると言うことは、その話しを良く聞いている証でもあり
相手も「話しがい」があることに気づき真面目に話すようになります。

逆に絶妙なタイミングで相槌がズレるとお話しを聞いている・聞いていないに関わらず
話し難くなるものです。

話し手は相手の顔や仕草などの動きを見ながら話すので相槌がズレると「話すリズム」も狂い
話難くなることは納得できます。

なので相手の話を上手に聞くためには、話し手に対して「あなたのお話を真剣に心の底から
聞いていますよ」と思われるような態度を表し、相手から貴重な情報を得るために「学ぶ心」で
話を聞いていることを理解させ、自身の話は簡単にすませる程度にして、できるだけ相手に
話させることで心の底にある本当の思いを聞き出すように努力する必要があります。

また相手がスラスラと話せるような仕草、例えば相手が怒ったらこちらも怒ったり・笑ったら
こちらも微笑んだり・悲しんだらこちらも悲しんだり等と、同じ動作を行ったり、
絶妙なタイミングで相槌するとかして、話し相手が心の底から満足感が得られるような
聞き方をすることで「上手なお話しの聞き方」が成り立つのだと思います。

 

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